トランセンドが引退となって、オルフェーヴルが天皇賞春をパスして宝塚記念に行くニュースが出ていた。オルフェは長い距離は向かないだろうし、これだけの馬だからもう3200mの天皇賞を勝ってもそれほど価値はあがらないとおもう。陣営の判断としては正しいのではないだろうか。そうなると宝塚記念を使ってフォワ賞というローテーションだと思うが、既にフランスの馬場も使っているし問題ないと思う。あとは成長力がどうなのかという点だが、ステイゴールドに晩成メジロマックイーンだから来年も円熟味が出てくる年になると思う。宝塚記念では同じステイゴールド産駒のゴールドシップも出走すると思うから非常に楽しみな一戦となる。ジェンティルドンナは既に凱旋門賞出走を表明していて、そこからの逆算ローテーションになるらしいけど、春に一戦国内で走ってもらって、そのあとのヨーロッパ遠征も面白いと思う。フォワ賞と同じ日に確か牝馬の重賞が組まれていたはずだからオルフェとは前哨戦で当たらず本番を迎えることも可能だと思う。トランセンドの引退を冒頭に触れたがここまでよく頑張ったと思う。全盛期は逃げたらしぶとくで最後の直線でも突き放す競馬だったから本当に強い逃げ馬だった。父系はノーザンダンサー系ではないニアークティック系。ミスプロやヘイルトゥリーズンも入っていないから、これは血統構成的に魅力ありだと思う。サンデーの牝馬も行けるし、ノーザンテーストなどの牝馬にも行けると思う。今後が楽しみな種牡馬だ。 PR |