競馬の騎手で地方から上がってきた安藤勝が引退することになった。今年に入って一回も騎乗していなかったとは気が付かなかったが、キングカメハメハやダイワスカーレットなど歴史に残る馬にも乗っている。特にキングカメハメハは偉大な種牡馬となっているし、ダイワメジャーでもG1を勝っているから2000年後半の偉大な馬の多くに騎乗していたことになる。これは調教師や馬主から認められなければチャンスが来ないのですごいことだろう。また、途中からJRAに入ってG122勝と言うのは凄い記録ではないだろうか。安藤勝の活躍で中央のジョッキーになりたいと思った騎手も多いと思うし、岩田康や小牧、そして内田博など個性的なジョッキーが続いたのも大きい。騎乗スタイルも安定したし好きな騎手の一人。今年は大井の戸崎圭太がJRAの試験を受けたようだが、腕のある騎手が日本の頂点であるJRAの機種を目指すのはこれはいいことだと思う。JRAの競馬学校卒業生にもこうした地方あがりの騎手にまけないよう切磋琢磨して日本の技術を高めてもらいたい。 PR |