プロ野球のキャンプの10日程たって、そろそろ実践形式の練習が増えてくる頃。打者は投手の生きた球を打てるし、投手はブルペンだけでなく直球、変化球がどの程度仕上がっているか打者の反応を見ながら確認することができる。当然まだキャンプ10日だからこの時点でしあがっている意味はなくあくまで調整過程の段階で、ベテラン選手なんかはまだこの時期に飛ばさないでシーズンを見添えて調整をしている。一方若手はレギュラー奪取が必要だから、この時期から首脳陣にアピールのチャンスでもある。アリゾナでキャンプを行っている日本ハムの大谷がこの時期としては破格の練習試合で157kを出したとの事で、改めて怪物ぶりを発揮。まともに投げれば打てないから今シーズンは投手としてどこまでやってくれるだろうか。日本ハムは大谷一人いることで上位進出の可能性が高くなり心強い。一方でソフトバンクの松坂や中日の岩瀬などスロー調整ながらも、今年復活を期す選手も多い。この時期になるとある程度各選手の仕上がり具合が首脳陣にもわかってくるから、若手のアピールとベテランの調整を見極めながら今年はどの選手を使っていくか構想に入ってくる段階だろう。オープン戦に入るまでまだまだ時間があるが、各選手が調子を上げてくる時期でもあるため、プロ野球のキャンプ情報を見ていても楽しい PR |