今週から新潟開催となり、ローカル競馬が続く。この時期はセレクトセールも終わり札幌記念までは大きなレースがない。札幌記念をG1にという声もあるが、8月にG1がひとつくらいあっても秋のシーズンまでのアクセントとなってよいのではないだろうか。セレクトセールではディープインパクト産駒が圧倒的な高値を付けて取引をされていたが、今年のさつき賞&ダービー、オークスや宝塚記念など上げたらきりがないほどディープインパクト産駒が勝っているから、当然高値が付いてくる。サンデー系の種牡馬はいっぱいいるわけだが、セリの取引価格を見ていると以前のサンデーサイレンス級の評価を受けているような気がする。今はサンデー後継種牡馬の全盛の時代だから、ディープインパクトの後継種牡馬がこれから大変になるわけだが、当面はこの1強+キンカメ時代は続くだろう。課題としては欧州やアルゼンチンなど日本の主流血統とは外れた牝馬の導入が急がれる。最近はセリのラインナップを見ているとドイツ血統やアルゼンチン血統などが重宝されているような気がする。今年の凱旋門賞は国内でも馬券を買えるようになるようだが、今年はディープインパクト産駒のダービー馬マカヒキが参戦。3歳馬は斤量も軽いし大きなチャンス。加えてこれはよくわからないが今年の開催はシャンティイ競馬場なので日本馬にとってもやりやすいのかもしれない。エイシンヒカリが今年勝ったイスパーン賞も確かシャンティイ競馬場だったのも心強い。フランスではマカヒキの騎乗はルメールになるらしいが、フランス出身の騎手だし世界のトップジョッキーだからチャンスはあるのではないだろうか。強敵はポストポンドになるかと思うが、3歳馬だしまだこれから成長もあるだろうから本番に向けて順調に行ってもらいたい。 PR |