第80回のダービーが今週末府中で開催される。金曜日の前売りではキズナが圧倒的な人気を誇っている。まぁ金曜日の前売りはあてになるものではないが、一つの指標とはいえる。確かにここ2戦の走りを見ていると、非常に強かったしディープインパクト級の足を使うことは確か。加えて鞍上が武豊ときているから、これは競馬ファンとしては買いたくなる心情はよくわかる。ただ、今年の皐月賞例年と比べてかなりハイレベルだったと思っている。キズナはこの1戦級とまともに戦って実力を出し切っているわけではないからこのあたりどうだろうか。前走は圧勝したとはいえ、2着はペプチドアマゾン。皐月賞組のロゴタイプとエピファネイア、そしてコディーノがもし京都新聞杯に出走していたらどうなっていただろうかと考えてしまう。ローテーション的には上記皐月賞組が圧倒的に有利なわけであるし、先週も結局桜花賞組のメイショウマンボが逆転勝ちをしているから素直に皐月賞組を評価するのは手だと思う。あとはロゴタイプが乗り替わりとエピファネイアが直前販路調教に変えている点と、何と言ってもエピファの場合は気性が心配。コディーノも距離延びてどうかだが、ここも乗り代わりときているからどうしても安定感があるのはキズナということになる。皐月賞の映像を見る限り、ロゴタイプが3コーナーから抜け出す時のタイミングの足は見事だった。カミノタサハラも力強く外を回って伸びてこようとしたが、一瞬の抜け出す足は一流馬の証拠。父親がマイラーだったローエングリンのイメージがダブってしまうが、本来は血統的にも2400のスタミナ勝負は合うはず。みんな2400は未知数になるから当然不安が付きまとうわけだが、ここは早めに東京入りして意欲的な追い切りをしたコディーノとロゴタイプに注目をしておきたい。 PR |
千葉県の総武カントリークラブで行われている日本プロゴルフ選手権日清カップヌードル杯で注目の松山英樹が2打罰になってしまったとのこと。これで首位とは4打差の4位タイに後退となってしまった。プロメジャーツアーで僅差を争う展開の中、2打罰はかなり痛い結果だが、それでもこれで優勝争いに残ったらそれはそれで面白いゴルフと言うことになるだろう。男子ゴルフの場合開幕から松山英樹一色で、世代交代が一気に進みそうだ。2日目に首位に立ったのは松山と同じ東北福祉大の出身でプロゴルフ2年目の藤本佳則。藤本と同世代の小平もメジャーツアーで今のところ上位成績を残しているから、若手の台頭もあって男子ゴルフも面白くなってきた。ツアー開催の総武カントリークラブはよく千葉や茨城でゴルフをする際に前を通ったりする。メジャーツアー開催ゴルフ場だから名門コースだと思うが、結構住宅街の中に位置していて、いつかはプレーをしてみたいゴルフ場でもある。総武CCからちょっと行けばよくプレーするニッソーカントリークラブもあり、利根川を隔てて目と鼻の先。さすがにプロゴルフトーナメント開催コースでのプレー経験はないわけだが、PGMのコースであるわけだしいつかはプレーをしてみたいところ。女子ゴルフはほけんの窓口レディースが福岡県で開催されている。初日が終わって原江里菜も首位にたっており5シーズンぶりの優勝が懸かってくる。一之瀬優希は今シーズン優勝したばかりだが、相変わらずの安定したゴルフを見せていて頼もしいゴルファーだ。
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先週のNHKマイルカップはマイネルホウオウの勝利で柴田騎手は初めての平地GI勝利となった。苦労人だけに喜びもひとしおだろう。ディープインパクト産駒が確か出ていなかったこともあるが、芝マイルの府中GIで改めてフレンチデピュティ系の馬の活躍が目立つ。マイネルホウオウはスズカフェニックス産駒であるが、母父がフレンチデピュティで、2着のインパルスヒーローもクロフネの産駒でクロフネの父がフレンチデピュティ。こうなると同じ府中のマイルと言うことで今週のヴィクトリアマイルも同じように血統から入りたくなる。そういえば昨年ヴィクトリアマイルを勝ったのもホエールキャプチャで父がクロフネ。もちろん父の父はフレンチデピュティとなるからこれは面白い。今年の登録馬を見ているとアラフネなんかがクロフネとサンデーでホエールキャプチャと配合は同じ。府中のマイルは単なるマイラーではなく、距離の融通も求められる。さてどうなるか。そういえば安田記念にはロードカナロアが出走するらしい。1400mの重賞をなんなく勝利しているからマイルも持つかもしれないという思いもあるが、そこはスプリンターとマイラーの違い。はたして難なくマイルをこなすものなのか。父がキングカメハメハだけに距離は大丈夫そうだが(むしろマイルの方があっていそうな血統)。母父はストームキャットで今や時めく血統構成。ディープとストームキャット配合は知れているが、ロードカナロアの活躍で、キンカメとストームキャットの配合も注目を浴びるかもしれない。
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女子ゴルフは2週連続で佐伯三貴が優勝して明日からサイバーエージェントレディスを迎えることになる。佐伯は絶好調だけに3週連続の優勝の可能性も当然ある。開幕から絶好調だった森田理香子が1位から陥落したぐらいだからよほど佐伯の調子がいいのだろう。これに昨年の女子ゴルフ賞金ランキングトップだった全美貞が続いている。アン・ソンジュなど韓国勢がそれほど結果を出してきていないが、5月に入ってきたのでイ・ボミはじめ昨年結果を出してきている各選手が力を発揮してくるだろう。今週開催の鶴舞カントリー倶楽部は今年初めての千葉県の大会となる。3月から始まった女子ゴルフだが、気候も大変過ごしやすい時期となり、なおかつ東京からのアクセスも良いから週末は千葉県を観光している人たちも帰りに鶴舞でゴルフ観戦という人も多いのではないだろうか。最近のニュースではゴルフ会員権相場も3割近く上がっているようで、景気が一部回復してゴルフをプレー、ゴルフ会員権購入の流れにつながっているのだと思う。ゴルフ会員権相場の場合は値上がりしていれば購入した時よりも高く売却できるわけで、ゴルフ場に支払う名義書換料等の費用のみでメンバーになることができる。毎週何回もプレーする人にとっては会員権を買ってしまった方がお得なことは確かで、プレー回数と競技会参加意欲によると思う。当然クラブライフを満喫できるようになれば購入額以上の恩恵は受けられるわけでそのあたりを天秤にかけて購入する人が増えているのだと思う。
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今週は天皇賞春で伝統の一戦が淀で行われることとなる。当然の人気はステイゴールド産駒のゴールドシップでこれに同世代の同じくステイゴールド産駒のフェノーメノが人気の2頭になりそう。加えてドバイワールドカップを2着してきてここにきて力をつけているレッドカドーも怖いところだが、今日との硬い馬場はどうだろうか。しかもいきなり3200mというと馬はペースなどびっくりするかもしれない。遠征は慣れている馬なので抑えなければならない一頭ではあるが。ゴールドシップは菊花賞で大外まくりの度肝を抜く強さを見せた。エンジンの違いを見せつけられたレースだったが、有馬記念でも大外を回って差し切っているから内田騎手は相当自信を持ってこのレースに臨んでくるはずである。今オルフェーヴルとまともに戦ったら、どちらが強いかというくらい強いのがゴールドシップ。圧勝してくるだろう。そうなるとフェノーメノ一点勝負にするか、フェノーメノを外してカポーティスターなど穴っぽいところに流していくかなど馬券戦略的には選択肢はあまりない。ゴールドシップから幅広く流すとなるとそれは採算に合わなくなるので何とか馬券戦略を考えなければならない。
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