注目だったキングジョージは日本から参戦したディープブリランテが惨敗。矢作厩舎の果敢な挑戦は拍手を送りたいが、状態が万全と言われていただけにショックは大きい。ダービーの時はそれほど強い勝ち方であったわけではないけれど、それでも引っかからずまだ底を見せていない印象があった。それだけに55キロで世界の強豪とどこまで通用するか楽しみだったわけだが、勝ったのはジャパンカップにも来日したデインドリーム。昨年はブエナビスタに府中で惨敗したわけだが、今年は昨年のキングジョージ馬をねじ伏せての強い内容だった。社台グループが半分馬主の権利を持っているとされるデインドリームであるが、今年は凱旋門賞2連覇に向けてオルフェーヴルと戦うことになる。これに英国3冠を狙うキャメロットも出てくる予定だから、今年の凱旋門賞は大変なメンバー構成と言えるかもしれない。見てて思ったのはアスコットの馬場の深さと高低差。日本にはここまでタフなコースがないからこうしたコースが全国で一つでもあれば予行練習ができるのかもしれないが、東京の超高速馬場を制した馬がここまでタフなコースを攻略できるかというとそれは難しいと思う。もう少し滞在競馬をするなりしないとなかなか海外トップレースを制するのは難しいかもしれない。

全米女子オープンゴルフを見ていて改めて韓国勢の強さを痛感。日本ももはや日本のエースになりつつある宮里藍と宮里美香が挑戦したわけであるが、宮里美香が10位以内をキープしたものの、宮里藍は2週連続の優勝とはならなかった。他には日本から挑戦した横峯さくらが健闘したもののやはり日本のゴルフ場とアメリカのタフなコースとの相違は大きかったのだろう。何よりも現地で戦うのは言語の問題もあるし環境や食事の問題もあるからなじむまでが大変であるが、日本からもダブル宮里を追いかけてどんどん挑戦してもらいたいと思う。そのためにはまずはレベルが高いとされる国内ツアーで賞金女王に輝くことが重要。最近ではトップ10の半分が外国人選手という状況もあり各選手危機感は共通しているだろう。これからのジュニア時代の選手たちへの刺激とするためにも若手のエース格が出てきてほしいと思う。また、韓国人選手の強さが際立っているのでベンチマークできるところは積極的に取り入れて日本のゴルフ全体の底上げを目指してほしい。今年の3連休はゴルフをする予定はなし。先月はPGMのゴルフ場でプレーしてきたが、結構金額もそこそこで楽しめることができた。神奈川県の東名厚木CCは結構若手の人たちも多くかなりのゴルファーがラウンドしている模様。やや数が多いことは否めないが比較的にアクセスもしやすくなおかつPGMのゴルフ場なので人気が出ている感じだ。こうした成功モデルのゴルフ場はPGMには数が多いのだろう。プレーしていてサービスが良くなればどんどんそうしたゴルフ場にゴルファーが集まってくるわけで、サービスレベルもゴルフ場にとっては重要になる。

オルフェーヴルが世界ランキングで6位になったらしい。1位はマイルのフランケルで140以上を獲得したというから圧倒的にぬきにでている結果。フランケルの血統表を見ているとガリレオからサドラーズウェルズに続いてガリレオは有名な凱旋門馬アーバンシーが入っているから当然父はミスワキ。ミスプロ系とノーザンダンサー系のメジャーな血統背景に母型はディンヒル-ダンチヒのノーザンダンサーライン。母母系はレインボークエストからブラッシンググルームという日本でもメジャーな血統背景。ノーザンダンサーを基本としながらミスプロとブラッシンググルームが入るという血統背景だ。折るフェーヴルはまだ海外のレースで走ったことがないから、どれくらい強いのか海外のホースマンたちはわからないと思うが、もうすぐ凱旋門賞の出走可否についても発表されると思うし、何よりも今年の英愛ダービー馬のキャメロットとの直接対決を見せてほしいと思う。

アコーディアの株主総会では、株主提案側の議決を否決できたようだ。これは裏にはPGMとの統合問題に関する事項があり、拒否するアコーディア側と統合に向けてうごくPGM側の思惑もあるようだ。特に両社の株主というわけではないので結果はどうあれ一ゴルファーとしてプレーフィーが安くなったりサービスがよくなったりすればそれで満足なので、どちらの結果になろうが個人的にはそれほど影響はないものと思われる。もちろんメンバーの人やグランドステータスやシルバーカードを持っている人にとってはそれなりに影響が出るのかもしれないが、株主の場合は統合となれば逆に株価も上がりそうだし、どっちもどっちかもしれない。PGM株価は昨日上がっているようだし、特にアコーディア・ゴルフの株主総会の影響はなかったようだが、ゴルフ業界がこぞって注目しているゴルフ場経営会社同士の今後の統合問題については多くのゴルファーが注目していることになる。夏場に向けてゴルフも活況で昨年よりもプレーする人は増えているだろうから良い方向で業界全体が発展する方向で進んでほしい。