ゴルフのプレー服でオーダーメイドへのニーズがゴルファーの間で高まっていると思う。確かに最近はゴルフ雑誌などでモデルがゴルフウェアを着ているケースも多く見受けられるし、ゴルフ場に行くと若手ゴルファーの服装は大きく変わってきている。先日も女子ゴルフのある選手がTシャツでツアーに参加していたが、価値観の変化がゴルフ場に大きな変革をもたらす可能性がある。外資系のゴルフ場中心に若手ゴルファーが集まるコースとそれまでの名門コースとの間でゴルフに対する考え方、とらえ方は大きく変わる可能性がある。この10年間はおおきくゴルフ場経営も変化してきたわけであるが、もう5年もするとさらにゴルフ場経営の合併や統合があるかもしれない。最近ではアコーディアとPGMの統合云々の問題でいろいろと問題になっているが、一寸先は闇。ゴルファーの立場からすれば合併によって規模の経済によりゴルファーに還元されるようであればよいと思うし、逆にメンバーでない人への優遇が進み、ゴルフ場会員権を持っているメンバーには冷遇となってしまうとそれはそれでメンバー層の評判を落としてしまう結果となる。最近では預託金問題で重大な局面を迎えるゴルフ場は多いわけだが、再編が進んでいく中でゴルフ場自体の構造が大きく変わってくる可能性もあるということだろう。

オークスはジェンティルドンナが優勝。2冠馬となったわけだが、意外に人気はなく3番人気で、ミッドサマーフェアとヴィルシーナが上位人気になっていたから、今日単勝とった人は自分の考えを信じて強い人だと思う。終わってみれば馬場が高速だったとは、オークスのレコード決着で2着に5馬身ぶっちぎったのだから、三冠の可能性はかなり高い結果となった。ディープインパクトのように直線はじける感じだったから、秋華賞になっても強いだろう。むしろフランスでもディープインパクト産駒の牝馬が1冠目をとっているから、凱旋門賞でぶつかるというのもファンは見てみたいと思う。来週のワールドエースも凱旋門賞に登録しているから、もしワールドエースがダービーを勝ってロンシャンに行くようなことになれば今年は非常に大きな期待が持てるレースになるだろう。まぁ2冠をとったわけだから陣営はおそらく秋華賞に向かうことになるかと思うが、相当強いのでジャパンカップというローテーションも面白い。いろいろと今後の可能性が膨らむオークスだったと思う。

今週の女子ゴルフは中京GCで中京テレビブリヂストンレディスが開催されている。昨日は強風の中、李知姫と全美貞のおなじみの韓国勢が初日首位に立った。やはりこの2人強い。今年はアンソンジュも含めて賞金女王争いの強敵になることは間違いない。確実性のあるゴルフで大きく崩れないのが強さの秘訣。3位には茂木と森田理香子がつけている。森田は男子ゴルフのとおとうみ浜松オープンでトップにたっている藤本と同じ年の22歳。これからまだまだ活躍できる選手でもある。その他ゴルフ系のニュースでは海外ツアーで55というスコアが出たらしい。まだ20代の選手が記録したスコアでこれも石川遼が記録した58よりもすごいわけだからおそらくギネスブックにのるだろう。他にもゴルフ会員権相場が動いていないというニュースが出ていた。相場の上昇材料がないのが一番の要因（法人会員権の売りとか相続ゴルフ会員権の売却などによる相場の下振れ）だが、超名門コースと言われるゴルフ場のゴルフ会員権相場が下落している一方で、名義書換料が安く購入総額が低いコースのニーズは高まっているとのこと。世界の経済状況がヨーロッパの不安などもありさえない状況であり、日経平均も今週は大きく落ちている。そうした中ゴルフ会員権が下落するのも致し方ない状況か。ゴルフ場破たんのニュースなども出ている時代になっておりいち早い相場の復活が望まれる。

ヴィクトリアマイルはアパパネが人気になっているものの、混戦模様。実力的にはアパパネが一番強いわけだが、近走の成績がいまひとつのため、思い切って軸馬にはしにくい。加えて2歳から活躍しているから、そろそろ衰えがきになったりするものだが、この馬府中のマイルは適距離だと思っている。去年は女傑のブエナビスタを破っているわけであるから、普通に去年の走りができれば勝てると思うがどうだろうか。ペース展開もスローペースが予想されていてなかなか読みにくいのが実情。マイルと言えばディープインパクト産駒だがマルセリーナは岩田から田辺に乗り替わり田辺がこのチャンスを活かせれば面白い。切れのある馬だから一発は十分ある。その他のぼり調子のオールザットジャズなどが人気がでているが、アパパネが崩れるとしたら他の馬たちは一気に混戦になるわけだからどの馬が来るかはこれまた難しい。いずれにせよ好天に恵まれて実力通りの結果を期待したい。