日曜はいよいよ東京優駿。直前でダノンバラードが出走回避となってしまったが、今年はなんと全出走馬がサンデーサイレンスのなんらかの血を引いているということ異常事態だとも言える。それだけ日本がサンデーの血が席巻していると言えるのであるが、種牡馬となるべき馬もサンデーばかりとなっており、繁殖牝馬が果たして間に合うのだろうか。数年後の日本の状況を少し心配してしまった。当然そのあたりは牧場も考えているだろうから、昨年はハービンジャーなどを輸入したりしている。さて、出走馬であるが、ディープインパクト産句はこのあたりで牡馬の善戦を期待したいところ。先週はマルセリーナが不調に終わってしまったので、ダノンバラード以外の牡馬には頑張ってもらいたい。当然ながら皐月賞馬でステイゴールド産句のオルフェーヴルは注目馬で調教も良かったようだ。後は注目したいのはフランキーデットーりが騎乗するデボネア。おそらくこの週だけの出走だと思うが、わざわざこのために参戦するのだから、陣営も自信がないとデットーリを呼ばないだろう。マークされるオルフェーヴルと天才デットーリの手綱さばきに注目したい。 PR |
オークスはマルセリーナとホエールキャプチャの2強と思われたが、意外にも勝ったのは江リンコート。父親はでゅランダルでとても2400mこなせるとは思えなかったが、代を経ることでサンデーの血がよみがえったのかもしれない。もともとデュランダル自体はサンデーとノーザンテーストだから距離的には中距離から2400くらいまではこなせてもよい血統だったが、スピードが勝ったため短距離を走っていたということなのだろうか。種牡馬としては可能性が広がる勝利となった。ディープインパクト期待の産句達は残念ながらマルセリーナが最先着だったと思う。2着にはピュアフリーゼが入り、これも欧州の重厚な血統もあって距離がもったのだと思う。父のモンズンは欧州では注目の種牡馬だから良かった。内枠、外枠の決着。ホエールキャプチャはクロフネだけに距離が難しいかとおもったが、よく粘ったと思う。展開と突然の降雨も不利があったと思う。女子ゴルフの中京テレビ・ブリヂストンレディース(中京GC石野コース)では18歳の野村敏京が最終日も68でラウンドし圧倒的な強さを見せて優勝。3日間とも安定した18歳とは思えないゴルフを展開しており今後が楽しみな選手だ。一方男子ゴルフのとおとうみ浜松オープン(グランディ浜名湖ゴルフクラブ)は石川遼が最終ホールまでじわじわとスコアを上げて、最後は小林正則がプレーオフ2ホール目で石川の追撃をしのいで初代チャンピオンとなった。石川としてはそろそろ国内ツアー初優勝がほしかったところだが、ここまで徐々に大崩れせず四日間戦ったと思う。
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オークスの枠順が出たが、今年はマルセリーナが一歩出ているけれども、混戦であることは確か。堅実なレースを続けるホエールキャプチャだが、問題は距離が延びてのクロフネ参句。個人的には母父がサンデーなので、そのあたりは大丈夫だとは思っているが、一発があるとすればこの馬か。やはり外回りの桜花賞になってから、オークストライアル組よりも桜花賞組の方が直結するような気がする。ダービーも結局皐月賞組で決まるケースが多く、そう考えると、今年も上位人気馬が順当に決まりそうな気がしている。
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昨日のヴィクトリアマイルを勝ったアパパネはこのまま安田記念に向かうとのこと。レースタイムが示す通り、このタイムのまま走破すれば普通なら安田記念も勝てるタイム。牡馬にエース級がいないこともアパパネに有利となる。一方ブエナビスタはこのまま宝塚記念へ。ドバイから休み明け2戦目で距離も一気に3ハロン延長されるからこれもこの馬にとってはかなり有利な条件になる。去年は伏兵だったナカヤマフェスタに救われたが、後々の凱旋門賞2着馬となったわけだからこれは致し方ない。ゴルフでは日本ゴルフ選手権最終日が開催され、河井がプロ初勝利をメジャー大会で飾った。苦節16年での快挙に本人も喜んでいるだろう。既に39歳のベテランだが、この勝利によって精神的にも強くなったと思うし、これから夏場から後半戦にかけてのゴルフツアーを盛り上げてくれるだろう。東日本大震災の影響もあって、ゴルフ場は停滞気味でゴルフ会員権相場表も下がっていると聞くが、こうした感動的な勝利や若手との対決によってどんどんファンはゴルフに惹きつけられると思う。女子ゴルフのフンドーキンレディスでは佐伯がツアー3勝目をマークした。今年はかなり安定しており、毎週佐伯がテレビに映っていたような気がしていたから、勝って当然の選手だろう。賞金女王目指して頑張ってもらいたい。
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ヴィクトリアマイルはアパパネが見事に昨年の年度代表馬ブエナビスタを退けて優勝。本当に本当に本番のレースとなると部類の強さを発揮する馬。今回のレースレコードといい、このまま牡馬のトップレベルマイラーに交じっても面白い存在のような気がする。ぜひ安田記念で牝馬3冠馬の実力を発揮してほしいし、古馬の牡馬を蹴散らすようだと、その後の海外展望も拡がる馬だ。一方破れてしまったけれど、ブエナビスタはこれでもメンバー中上がり最速の脚を使っての2着。レース当初はドバイ帰りそして今まで2000m以上を中心に使われてきたこともあって、マイルのハイペースにはついていけなさそうなだったが、後半は盛り返してきている。最後はアパパネとの位置取りの差が出てしまったが、当然宝塚記念では巻き返してくるだろう。成長している4歳牡馬陣と宝塚記念でどう戦うのか楽しみだ。ローズキングダムがウイリアムス騎手に乗り替わりのようだが、エイシンフラッシュはどうだろうか。まぁまずオークスとダービーを楽しみにしたい。
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