明日のエリザベス女王杯、人気はアパパネとメイショウベルーガになっている。ただ、外国からも欧州の3歳牝馬チャンピオンやレッドディザイアを破った馬など結構レベルは高いと思う。去年はクイーンスプマンテのおお逃げで終わり、大波乱となったが、今年は去年の経験から後ろの組もそんなに離されないはずだ。人気になっているメイショウベルーガ、確かに前走で古馬の実力馬オウケンブルースリを封印しており、普通に考えたら強いのかもしれない。なおかつ京都コースは今年の日経新春杯でも優勝しており、牡馬混合の重賞、しかもG2で結果をだしており、もまれているベテランといってもいい。対するアパパネは前哨戦の取りこぼしはあるもののGIは3冠達成だから近年でも傑出した牝馬と言える。ただ、ウイークポイントを上げるとすれば、他の世代、牡馬混合でのレースに出走していないこと。この世代の3歳牝馬が一体どれくらいのレベルなのかが見極められないでいる。ここがレースのポイントになってくると思う。ただ、アパパネの走りは並んだら抜かさない根性の持ち主であり、相手によって出せる実力も変わってくるだろうから、そこをファンがどう馬券に選択するかがポイントになってくる。プロ野球では、日本シリーズも終わりFA選手の話題が熱くなってきた。今年の目玉は横浜の内川で、村田は残留の方向とニュースに出ていたけど、内川レベルの選手が流出していしまうと、来年の横浜はかなり痛い。また、ゴルフでは石川遼が太平洋マスターズ3日目で、スコアを65でラウンドし一気に首位タイに浮上した。男子ゴルフも残り少ない中、2勝を目指すというニュースも週頭に流れていたが、明日勝てば大逆転の可能性も出てくる。ゴルフブームは石川遼がけん引しているが、ゴルフ場経営は依然不景気の影響もあり厳しい状況が続いており、年末に向けてはゴルフ会員権税務対策で売却も増えてくる。プロ野球球団経営が厳しく、競馬の売り上げも減少気味。そうした中各選手にはプレーで感動させてもらいたいものである。 PR |
ジャパンカップ、有馬記念へのステップレースとしてアルゼンチン共和国杯が開催されたが、1番人気トーセンジョーダンが快勝。これで3連勝でおそらくジャパンカップに向かうものと思われる。前回の勝利もかなり強い勝ち方だったが、距離も克服したことで一点ジャパンカップでも人気になるものと思われる。父はジャングルポケットで母父がノーザンテーストだから距離も東京コースも血統的にはぴったりだろう。2着はこちらも2番人気のジャミール。また、アメリカ開催されたブリーダーズカップクラシックでは日本期待のエスポワールシチーが着外惨敗の結果となってしまった。コメントにもあったように終始前につけて直線先頭にたったかと思われたが、失速普通に見ると力負けのような感じだった。日本とアメリカの馬場差が原因なのか、かしわ記念でも凡走だったように調子が上向きでなかったのかよくわからないが、エスポワールシチーならやってくれるという期待も大きかったので残念な買結果である。このレースではゼニヤッタも2着に敗戦し連勝記録がとまってしまった。といっても外から豪快に追い込んで届かなかった感が強いので、相変わらずの強さを見せてくれたのだが、記録が途切れてしまったのはこちらも残念な結果となってしまった。プロ野球では日本シリーズが昨日延長15回で決着つかず凄い死闘になった。テレビで最後まで、途中の延長戦からはテレビCMを入れずに放送してもらえたのでじっくり見ることができておもしろかった。ゴルフの方では世界の強豪が集まるHSBCチャンピオンズが上海で開催されているが、残念ながら日本人ゴルファーは優勝争いに絡めなかった。石川遼が健闘していたが、スコアを大きく伸ばすことができずに4日間終わってしまったようだ。来週は太平洋マスターズ(太平洋クラブ 御殿場)が開催される。今度は国内での賞金王争いもあり、最近の調子がよい石川には頑張ってもらいたい。女子ゴルフでは米ツアーが近鉄賢島カンツリークラブで開催されていたが、世界ランキング1位の申が貫録の優勝。日本人では佐伯が上位につけたが上位陣はやはり女子ゴルフ世界ランキングトップの選手が占める結果となった。
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天皇賞はCスミヨン騎乗のブエナビスタが過去最高のパフォーマンスと言ってよい勝ち方を披露し完勝。前日の台風の影響、休み明け、紅一点の牝馬等などいろいろな不利な条件はあったと思うが、ここでは格が一枚上だったか。アーネストリー陣営も負けを認めていたが、アーネストリー自体も力を出し切っての3着だから陣営も悔しさ半分、納得半分というところだろう。ブエナビスタは春よりも確実に進化している。凱旋門に出てもそれなりのレースができたのではないかと思うほど。あとはJCでエイシンフラッシュやナカヤマフェスタとどう戦うかだが、春の時点では宝塚記念の結果をみる様に、ナカヤマフェスタの方が上だったと思う。当然ナカヤマフェスタも凱旋門2着だから成長しているし、ブエナビスタも天皇賞のレースぶりを見る限りでは成長分がある。3歳馬ではダービー馬のエイシンフラッシュをどうとらえるかになるが、長距離の菊花賞よりダービーと同じコースになるJCの方が圧倒的に力を出せるだろう。ここには悪い癖がでて出遅れたペルーサもいて、天皇賞のあの追い込みはすさまじかった。当然ジャパンカップも使ってくるだろう。今年のJRA発表ではジャパンカップ出走外国馬に目玉はいそうにないので、当然1カ月後の人気も日本馬中心のものになってくるだろう。忘れていたが間に合えばオウケンブルースリもかなり怖い存在となる。久しぶりに役者がそろった戦いになる。
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先週の菊花賞はまさかのスローペースでビッグウィークが2番手から抜け出しそのまま優勝。一番人気のローズキングダムは伸びたが追いつくことができなかった。2000m通過のタイムが遅かったから、縦長のペースでレースを運んでは先頭集団が残るのは当たり前か。勝ちタイム3:06.1は歴代でも遅いタイムだから、このタイムであればほとんどの馬が走破できる時計とも言える。ビッグウィークのこの後の評価は難しくなるが、もう一回有馬記念などの年末のレースで実力を見せてほしい。ビッグウィークの父は凱旋門賞馬のバゴでスタミナも豊富な馬。母の父がサンデーサイレンスだからサンデーの底力も加わった非常にいい馬だと思う。人気を背負ったヒルノダムールは1枠が結果的によくなかったのか、直線ごちゃつき本来の追い込みをみせることなく敗れた。人気を背負ったトウカイメロディ等も3角までにもっと前に詰めておいてほしかったところだ。まぁ結果論で展開のあやが競馬を面白くさせるのだけれども。先週の男子ゴルフでは池田勇太が猛チャージで見事逆転優勝。男子ゴルフの賞金王争いもキムキョンテが一歩抜け出しているものの、池田ももう一勝すればトップ近くにつけられるわけで分からなくなってきた。一般ゴルファーにとってはゴルフ日和の季節になったが、このところは急に冬場の天気が続きゴルフファンにとっては難しい季節である。円高が続き当面景気も良くなりそうでもなく、年末に向けてはゴルフ会員権の損益通算のための売却など、色々と相場の変動も大きくなってくる季節だ。
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明日の菊花賞だが、日本ダービー馬エイシンフラッシュが回避したことによって、ダービー2着馬で3歳チャンピオンだったローズキングダムが1番人気に支持されることになっている。この馬が突出した人気で他は皐月賞で見せ場を作ったヒルノダムールあたりが人気を背負っている。ローズキングダムは夏場を超えて体重を増加させているから、成長分として考えられるし、何よりも武豊が騎乗というのは心強い。今年の三歳馬のレベルを考えた時、春のダービー時点ではかなりのレベルの高さと言われていたが、人気のヴィクトワールピサやペルーサが凡走したことにより、この世代のレベルがどうなのかいったんリセットされた。札幌記念ではヒルノダムールは古馬一戦級に届かなかったのと、フランスに遠征したチャンピオンホースのヴィクトワールピサが通用しなかったことの要因も大きい。ただ、先日行われた毎日王冠では三歳馬のアリゼオが好走したことによって、まだ世代間のレベル差を計れないでいるのが現状だ。世代間の話を出したのは、古馬混合のレースを連勝してきたトウカイメロディの判断が難しいからだ。重賞クラスのホクトスルタンを封じ込めたのは評価できるし、この春のGI戦とは別路線であがってきた馬の取捨をどう考えるかで馬券の買い方が変わってくる。プロ野球ではセリーグのクライマックスシリーズがあり、巨人が粘ったうえで中日に敗れ敗戦。中日は山本昌が勝ち投手の権利はなかったが試合を作り後続の勝ちパターンの投手リレーで快勝した。岩瀬が投げずに勝っているので、日本シリーズに向けて中日ドラゴンズのアドバンテージは大きい。
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