オグリキャップが脚部不安から死んだと報道があった。笠松から来て数々のドラマを作った。引退後牧場で見たこともあった。25才という。最近は種牡馬を引退して東京競馬場にきた位だったが、こうしてニュースで聞くと色々と当時の競馬界を思い出し懐かしい。JRAの重賞12勝と90年の有馬記念。。今思えばあの頃はとなってしまうが、短期間で数多くのレースを走り続けて本当に感動した記憶がある。個人的にはホーリックス(ニュージーランド)との激闘のジャパンカップで確か2分22秒2という当時としては信じられないタイムはすごかった。このレコードはその後2005年のアルカセットのレコードまでやぶられなかったと思う。ホーリックスの2着だったこのジャパンカップはマイルチャンピオンシップを前週京都で走ってその後連闘で東京のGIという今では考えられないローテーションだったわけだが、それで見たことも聞いたこともない時計で走ったのだから、当然反動があるわけで、脚部不安の90年となる。血統的にはダンシングキャップ-ネイティブダンサー系、母ホワイトナルビーにもノーザンダンサーの血があるわけではないので決して主流血統というわけではない。ただ、ハイセイコーと同様地方から出てきた星として中央出身のスマートな血統馬に対抗するという構図で競馬ブームに火をつけてくれたのは事実。その後の90年代の競馬ブームにつながるオグリの功績は大きかった。サンデーサイレンス系全盛の2000年代もうこうしたマイナー血統から、また地方競走馬からの怪物というのは今後出てこないだろう。 PR |
今日のニュースでナカヤマフェスタが凱旋門賞挑戦という記事が出ていた。騎手は誰で前哨戦はどうするのだろうか。国内実績は春のグランプリ一戦だけど、この挑戦には拍手を送りたい。出来れば同じコースで前哨戦出てもらいたい。これでヴィクトワールピサとナカヤマフェスタの2頭、これで内田騎手騎乗予定のエイシンフラッシュ(父キングズベスト)が出走を決めればかなり面白くなる。宝塚記念は伏兵ナカヤマフェスタが勝ったわけだが、ステイゴールドはこれでドリームジャーニーの2勝を含めてグランプリ3勝となる。天皇賞秋などスペシャルウィークに惜敗し続けたステイゴールドだがことグランプリ戦に絞ればスペシャルウィークに勝っているのではないか。スペシャルウィーク自体は牝馬で大物を出すが未だ牡馬ではGI未勝利。インティライミなど惜しい馬もいたが、種牡馬年数等考えても牝馬の質を考えてもステイゴールドとも互角といえるのではないだろうか。
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宝塚記念では伏兵と見られていたナカヤマフェスタが快勝。ブエナビスタはアーネストリーとの叩きあいを制したものの伸び切れなかった。ブエナビスタはここまでにいたるローテーションがきつかったのと、夏場前の季節に体調が万全でなかったのかもしれない。一方ナカヤマフェスタは前走のメイSでは完勝しておりよほど体調がよかったのだろう。ロジユニヴァース世代の3歳時には大きな舞台であまり力を発揮できていなかったから、成長力がここにきてすごかったのだろう。4着にきたドリームジャーニーは伸びていたけど、スタートのよれた出遅れが響いたのかもしれない。脚部不安云々といわれていたけど、走りを見る限りではそうした懸念は無かった。そういえば今年の皐月賞馬ヴィクトワールピサが正式に凱旋門賞挑戦という記事が出ていた。ダービーで負けてしまったのと、今年の英国ダービー馬ワークフォースという怪物がいたりと決してファンの評判は高いといえないのかもしれないが、挑戦することはいいことだし、ネオユニヴァースも菊花賞は距離的に難しかったので楽しみが増える判断をしてもらえたと思う。
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今週は宝塚記念であるが、ブエナビスタ、ドリームジャーニー一騎打ちで終わるのか、それとも実力馬ロジユニヴァースが同世代のブエナビスタを倒すのか、天皇賞春馬のジャガーメイルが名手のウイリアムズがGI連覇させるのか、それとも良血開花のフォゲッタブルなのかなど興味深い。昨年の3歳世代どうしてもブエナビスタとレッドディザイアというウォッカとダイワスカーレットに継ぐ名牝が出てきただけにどうしても牡馬が目立たないが、このレースでロジユニヴァース、フォゲッタブルの2頭が好走できれば世代の認識を変えることが可能となる。皐月賞アンライバルド、ダービーロジユニヴァース、菊花賞スリーロールス(既に引退)とこの3頭が今年に入って好走していないのだから下馬評が下がって当然なのだが、まだ世代のレベルを判別するには早いと思う。ひそかにロジユニヴァースには期待しているのだが、この馬アンカツをヤネにしてきて、日経賞から十分感覚をとってこのレース一本に絞ってきた可能性がある。日経賞はさすがに休み明けだから度外視していいとおもうが、そうなると皐月賞の理由がわからない凡走以外はほぼパーフェクトのレースをしているからまともに万全の体調で走ってもらえればチャンスはあると思う。後は出走馬の中で内枠を引いたイコピコが怖い。今回は岩田騎手を配してテンのり。相場表的にはオッズも高いだろうし、阪神大賞典はいささか距離が長かったのだろう。この馬マンハッタンカフェ産句ではあるが、母の父がジェイドロバリーだから中距離くらいが調度いいのかもしれない。
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いよいよ福島、函館というローカルコースの主催がはじまり梅雨もあけそうでこれから夏競馬シーズンとなる。今週は春のGI総決算の宝塚記念が開催され、昨年のグランプリ有馬記念で上位となったドリームジャーニーとブエナビスタの対決がある。ドリームジャーニーは天皇賞春の回避が気になる部分でもある反面得意の阪神でしかも斤量が定量になるのであの小さな体にとっては定量でのレースというのはありがたいだろう。反面ブエナビスタは2010年に入ってから予想を超えて成長してきている。ドバイでは惜敗したが、ヴィクトリアマイルでは見事に優勝。ファンの多い馬だけに今回も1番人気だろう。後怖いのは天皇賞春を勝ったジャガーメイル。この3頭実は今年の新春に京都記念で上位を争った馬。ジャガーメイルは秋のメルボルンカップ挑戦に向けてぜひタイトルが欲しいところ。またドリームジャーニーにしてもこのレースを勝てばグランプリ3連覇ということになる。ドバイの前哨戦で一番強いレースをしたレッドディザイアも本調子となれば昨年のディープスカイに人気がかぶった宝塚記念よりも盛り上がること間違いなしだろう。
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